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「医師の世界は狭い」と聞いたことがありませんか?
医学部のある大学が1つしかない地方では、県内のほとんどの病院が1つの大学から医師の派遣を受けているような事も、大学を辞めて県内の病院へ自由に医師が転職することが制限されることも起こり得るでしょう。
このような狭い世界にいる医師にとって、転職することは簡単にできるのでしょうか?
このことについて、実際に転職したことのある医師はどのように考えているのでしょうか?
そこで株式会社メディウェルが、「転職」について医師へのアンケート調査を実施し、合計531名の医師から有効回答を得ていたので何かしらの参考になればなと思いましたので紹介しますね。
転職未経験の医師に「もし転職活動を始める場合、不安や障壁になりそうなこと」について質問したところ、下表の結果となりました。
「希望に叶う転職先が見つからない」が54.2%と半数以上を占める結果となりました。他に多い項目では「大学医局や現在の職場を離れづらい」が35.9%、「転職活動の方法がわからない」が31.4%となっています。
「希望に叶う転職先が見つからない」が54.2%と半数以上を占める結果となりました。他に多い項目では「大学医局や現在の職場を離れづらい」が35.9%、「転職活動の方法がわからない」が31.4%となっています。
転職未経験者に「転職を経験したことのある医師や紹介会社のコンサルタントに聞きたいこと」とは?
転職未経験者に「転職を経験したことのある医師や紹介会社のコンサルタントに聞きたいこと」について回答してもらったところ、「転職活動・情報収集の方法」と「転職してよかったか」がやや多いという結果がでてました。
自由回答の内容は下記のようになっています(一部。全体版はこちら)。
転職活動・情報収集の仕方
- 転職方法として、どのような方法が良いか(40代男性・検診・人間ドック)
- 具体的にどう進めていけばよいのかわからない(40代男性・眼科)
- 医局退局への話の持っていきかた。病院との勤務条件の交渉方法(40代男性・一般外科)
転職してよかった?
- 失敗したなと思ったことは?(50代男性・消化器内科)
- 転職してよかったか、後悔はないかをお聞きしてみたいです。医局を離れたいのですが、なかなか転職先もなく、難しいです。(30代女性・小児科)
転職後の働き方は?
- 休みと給与、バイト、学会参加について(30代男性・麻酔科)
- 勤務時間の融通性はあるか?仕事の内容への介入があるか?(60代男性・消化器内科)
転職のきっかけは?
- 転職の決心した最終的な動機(60代男性・一般外科)
転職が上手くいかなかった場合の対処法は?
- 書面提示された雇用条件と実際の雇用条件が違った場合の対応はどうなるのか(40代女性・腎臓内科)
転職活動に関するその他
- 医局を離れて地元の病院に就職した先生の経験談。紹介会社経由での転職だったとのこと。(30代男性・整形外科)
【経験者】転職活動でやっておいてよかったことや未経験の医師に勧めたいこと
「前回の転職活動でやっておいてよかったことや、未経験の医師に勧めたいこと」についての転職経験者の回答は、下表のようになっています。
「転職にあたって身につけておきたい知識・経験や資格・人とのつながり等」と「転職先の情報収集について」が多いという結果になっています。自由回答では下記のようなものがありました(一部。全体版はこちら)。
転職にあたって身につけておきたい事
- しっかり自己研鑽をして業績をあげること(40代男性・皮膚科、転職1回)
- 不動産の知識(30代男性・救命救急、転職3回)
- 学会で会った先生に名刺をいただいたら、「お礼のメール」をしておく。また学会で会うことがあるときに、相談をすると、色々な体験談が聞けてものすごく励まされました。(40代女性・一般内科、転職2回)
- 専門医の取得、大学での診療経験(60代男性・形成外科、転職2回)
- 留学のような転職で、医局に入る前から将来的にしようと決めていた。なので手術を他人よりなるべく多くこなすようにしたり、参加できるワークショップは極力参加して、退局までに効率良く過ごせました。専門を決めた時に将来具体的に何をしていくか明確な目標を立てる事が必須だと思います。それができない人は医局にいようといまいと何も成せない人が多い印象です。(30代男性・形成外科、転職1回)
転職先の情報収集
- 勤務時間や勤務地が希望の範囲に収まるのであれば、多少希望とはズレる求人でも検討した方が良いこともあると思います。意に沿わないところでも、何かしら参考になったり今後のキャリアを考える上で糧となる経験ができることもあります。(40代女性・形成外科、転職1回)
- 入職前は良い話ばかり聞かされてしまうので、実際の評判等を周囲の医師や実際に勤務経験がある方から、現場の実際の声を聞いた方が良いです。(30代男性・循環器内科、転職5回以上)
- 事前の病院見学。地域(県)が変わる時にはその土地の医療情勢(地元の大学医局は力(実力)があるかどうか)を把握すべき。(30代男性・神経内科、転職1回)
- 下見に行った時、タクシーの運転手さんに評判を聞いた。(60代男性・一般内科、転職4回)
- 納得するまで面接や問い合わせをして良かったと思う。(30代男性・心臓血管外科、転職2回)
条件の確認・交渉
- 給与、待遇の確認(50代男性・婦人科、転職2回)
- 当直を何歳までおこなうか(50代男性・産科、転職1回)
- 事前に希望書面を事前に出しておくことが大切(60代男性・脳神経外科、転職2回)
- 治療が難しいと言われている疾患の治療(40代女性・精神科、転職3回)
紹介会社の利用
- 言いにくいことは、仲介業者の方に言っていただけたので助かった。(40代女性・皮膚科、転職2回)
- 業者さんの言うことを鵜呑みにせず、部長医師に勤務条件をきちんと確認すること。事務長と部長医師の意思疎通がなされていないことが多い。また、転居してからこんなはずではなかったということが多いので、転居は長く勤務できると思った後のほうが良い。(50代女性・整形外科、転職4回)
- 複数の紹介会社に登録すること、希望の優先順位をしっかりと考えておくこと(途中で変更になった場合も躊躇せずに伝えること)(30代男性・小児科、転職2回)
- 会社は一つに絞る(30代男性・緩和ケア、転職1回)
希望の整理・伝え方・自己PR
- 何をやりたいのか、自分でしっかり考える事(60代男性・病理診断科、転職1回)
- 希望する待遇等(給料、定期昇給の有無、当直回数、学会費や学会出張について等々)についてはきちんと伝え、納得して転職するのが肝要です。(50代男性・一般内科、転職2回)
- 信頼し、誠実な情報開示を行うこと(50代男性・緩和ケア、転職5回以上)
退職に関して
- 引き継ぎ資料の作成は後ろ指ゆさされないようにしっかりと作成。味方になるスタッフとの信頼関係をしっかり保っておくこと。(40代男性・精神科、転職4回)
- 医局での自分の仕事を引き継げる相手をきめてから医局に辞める話をだすほうがスムーズに辞められる。(29歳以下女性・皮膚科、転職1回)
- あせらずに2年かけて円満退職した。(50代男性・整形外科、転職1回)
その他
- 自分の可能性を信じて、どのような環境でも生き抜く力と精神を養うことでしょうか。(50代男性・一般内科、転職2回)
- バイト先であったので、仕事内容がスムーズに進められた。(50代男性・消化器内科、転職5回以上)
- まあゆっくり待つ(50代男性・精神科、転職3回)
- 自分を信じて歩む 他人任せにしない(50代男性・整形外科、転職2回)
【経験者】転職活動でやっておけばよかったことや後悔していること
「前回の転職活動でやっておけばよかったと思うことや、後悔していること」についても転職経験者に自由回答方式で回答の結果は「特にない」が52件と最も多い結果となっています。
「条件の確認・交渉」と「転職先の情報収集について」で後悔している回答が多くなりました。自由回答は下記になります(一部。全体版はこちら)。
医師に自由な転職は難しい?医師531名への最新アンケート結果より引用
条件の確認をしっかりしておく!
- 当直や院外バイトなど 詳細に訪ねておけばよかったと思います(40代女性・小児科、転職1回)
- 待遇面をもっと確認して入職すればよかった(40代女性・その他診療科、転職1回)
- とにかく契約内容は事細かに文書に残す。口約束はNG。(50代男性・一般内科、転職1回)
- 契約をきちんと確認できなかったこと(30代女性・麻酔科、転職1回)
- 給与の確認だけではなく、住宅手当や交通費の確認、想定される昇給額の確認(30代男性・精神科、転職1回)
転職先の情報収集は積極的に!
- できれば少しバイトや試用期間などで病院の本当の状況を見ておいたほうが良かった(50代女性・整形外科、転職4回)
- 同じ診療科であっても、病院によって勤務の内容や特徴、雰囲気などは実際に働いている医師に聞かないとわからない部分も多く難しいが、もっと情報収集に努めればよかった(50代男性・小児科、転職5回以上)
- 医師の年齢構成の確認(40代男性・精神科、転職3回)
- 幅広く見学や情報収集すればよかった(30代女性・病理診断科、転職1回)
- 医療情勢の把握不足。自身の科が少なく、診断で苦慮した際に県内に紹介先がない。(30代男性・神経内科、転職1回)
転職にあたって身につけておけばよかった事は?
- 一般的な技術で最も要求されるものは何かに対応しておくべき(60代男性・一般内科、転職1回)
- 半分転科のようになるので、専門医機構の動きを察知し転科先の学会に早めに入会しておけば旧専門医制度で専門医が取れたのに、と思いました。時代の流れにも気を配っておかないと予期しない事(専門医の維持が困難になるなど)が起こるかもしれないため、そうした情報は医療系のサイトなどでチェックしておいた方が良いです。(30代男性・形成外科、転職1回)
- 前の職場で仲間をもっと作っておくべきだった(40代男性・一般内科、転職3回)
紹介会社の利用は?
- 疑問に思った点は溜め込まずに、早い段階から転職担当者に相談を。直接問い合わせるのも間違いではないが、第三者の介入を求めた方が、後々、自分の非だけを職場内で一方的に責められ、あるいは何らかのハラスメントを受けることを避けられるかもしれないので。(50代男性・精神科、転職5回以上)
- 複数の業者さんと、連絡を密に取ること。(50代男性・婦人科、転職3回)
退職するまえにやっておくこと
- やめる勤務先に辞める旨を3ヶ月よりもっと早く伝えるべきであった。(40代女性・精神科、転職3回)
- 転職は決まっても、転職先職場へ勤務開始時期を延ばすように依頼し、半年以上前に前職場に退職の意向を伝えました。それが間違いで、むしろ余計な仕事を押し付けられたり、様々な責任転嫁をされてトラブルになってしまいました。転職活動以上に退職活動が重要だと思います。(30代男性・内分泌・糖尿病・代謝内科、転職2回)
その他
- 何回か失敗する事です。(60代男性・婦人科、転職1回)
- 年齢的にある程度早めに行動すること(60代男性・形成外科、転職2回)
まとめ!この先不安でたまらない医師の方へ
最後にまとめてみると、転職に対して不安を抱える方が多い!と言うことが今回のアンケート結果でわかりました。
不安な転職のサポートをしてくれるのが、医師の転職支援サイトのコンサルタントさん達です。
医師の方からも信頼が厚いメディウェルの医師の転職支援サイトを利用して不安を最大限に押さえて安心な転職活動をされてみてはいかがでしょうか?
苦しい思いをして転職活動を進めるか、メディウェルの医師転職ドットコム
を利用して安心して不安なく転職活動を進めていくかを決めるのはあなたなのです!
「これから先、今の職場で続けていて良いのか…」
「医局を離れてもやっていけるのか?」
新専門医制度や、地域医療構想、診療報酬改定、人工知能や遠隔診療などの最新技術の臨床応用、医師の働き方改革など、医師のキャリアをめぐる現状は激変しています。そのためか、今後のキャリアについてどうすれば良いかわからないという相談も多くよせられているそうです。
「わからない」というのは3つの意味があり。
1つ目は「自分自身が何をしたいのか整理できずわからない」ということ、2つ目は「周りの状況について情報がなくわからない」ということ、3つ目は「自分に具体的にどのような選択肢があるのかわからない」ということです。
メディウェルの医師専門のコンサルタントは、この3つの「わからない」に対してサポートをしてくれます!
1・医師のペースに寄り添ったサポート
ドクタ-の性格、普段のリラックスした状態でのサポートでドクタ-に合う職場の紹介を。
2・地域・専門領域別の求人動向・年収相場や、過去に転職した事例などの情報提供してくれる
地域専門のコンサルタントが過去13年間の実績を踏まえ周辺情報を伝えてくれます
3・全国の施設・企業からの直接入手した情報の紹介
新規立ち上げ、役職待遇、産業医など好条件求人をスピ-ディに紹介してくれます。
今はまだ転職しないけど、この先で転職をお考えの方や、転職するかどうか決まっていないという方でも無料で相談に乗ってくれます。
「今の自分の置かれている状況は、転職すべきなのかどうか客観的なアドバイスが欲しい」
「他の先生はどうしているのか、いろいろな事例を聞きながら今後のことについて考えたい」
「もし今から転職するとしたらどのような条件で働けるのか、どんな選択肢があるのか知りたい」
ドクタ-の抱えている疑問や不安、メディウェルのコンサルタントに是非一度相談をされて先生が望む未来の実現に向けて動き出してみてはいかがでしょう?
愛する家族や大切な自分の幸せをつかめるのはあなた自身なのですから!
今回参考にさせて頂いたサイト医師転職研究所
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